2018年3月13日火曜日

授業参観に行ってきました

授業参観の対象となったのは自立活動の授業でした。

特別支援学校にしかない科目なので耳慣れない言葉ですが、いずれ親元から離れて自立するために必要な訓練をする授業です。娘の通っているクラスは知的障害や情緒障害を持つ子供達のクラスです。よって自立活動の内容もそれにそった物になります。授業の内容は「人の話を良く聞こう」「友達とたのしく遊ぼう」です。

「人の話を良く聞こう」では以下のような授業を進めていきます。
・Aの話にするか、Bの話にするか、各人で意見を述べる。
・多数決でAとBのどちらの話にするか決定する。
・A(またはB)の話を聞きながら、何を話していたかの設問に回答していく。

「友達とたのしく遊ぼう」では、2チームに分かれて、順番に1人1ピースずつジグソーパズル(といっても4x4程度のサイズだけど)を完成させていきます。

このカリキュラム、「他者の意見を聞く」「場合によっては自身の意見を取り下げる」「人の話に集中して、その内容を理解する」「ルールを理解する」「ルールを守る」「間違いを指摘されたら正す」など、社会生活を送る上で最低限必要な能力を鍛えるためのものです。3歳程度の会話能力しか持たない彼らにとって、言葉や身振りで自分の意思を伝え、相手の意図を理解するというのは、決して容易ではありません。こうして社会生活に必要な能力を養っていきます。

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